金属3Dプリンターの知識を多くの皆様に知って頂きたいので、造形の一連の流れをご説明させていただきます。こんな流れなんだといった程度で、ご認識頂けたら幸いでございます。
① 3Dデータをお客様より支給していただきます。
② データをチェックします。曲面形状箇所など、表面を滑らかに出力しなければならない箇所は、データ修正又は、ユーザー様の方でデータを修正していただきます。
③ 専用ソフト上で、造形シュミレーションをします。ここでいわゆるサポート付け(造形が崩れないように支えるもの)をいたします。薄肉やサポート設計の関係上、造形が出来ないケースもございます。*この時点で造形の可否も判断させて頂きます。
④ 造形時間等を算出し、お見積もりをご提示いたします。
⑤ ご注文書を頂戴し、造形作業に取り掛かります。
⑥ 装置に造形データを送信し、造形スタート。ちなみに実際に造形していく足場は、250㎜角のベースプレート上となります。(弊社購入部品)
⑦ 造形終了後、粉末材料の回収作業を行います。(造形品は粉末に埋もれている)
⑧ 粉末材料の回収後、ベースプレート上に完成した造形品を取り出し、ワイヤーカットにてプレートから切り離します。
⑨ 切り離された造形品のサポート材を除去いたします。基本的には全て手作業にて取り除きます。
⑩ サポート除去後、ショットブラストにて表面を仕上げます。
⑪ 造形品完成。御納品となります。
ざっくりこんな流れとなります。ご承知置き頂ければ幸いです。